「アシックスとオニツカタイガーって似てるけど何が違うの?」
このような質問や問い合わせを現場でもお客様から受けたことがありますので、こちらではポイントを押さえて簡潔にわかりやすく、時代背景も含めて紹介します。
こちらの記事ではこのようなことがわかります。
- オニツカタイガーとアシックスの違い
- オニツカタイガーとアシックスの同じところ
- オニツカタイガーとアシックスの特徴
- オニツカタイガーとアシックスどちらがオススメか
- オニツカタイガーとアシックスの代表的なモデル紹介
オニツカタイガーとアシックスの違いは?
歴史の違い、デザインの追求の違い、同じところは?、どっちがおすすめ?、代表的なデザイン紹介
歴史の違い
結論から言うとオニツカタイガーとアシックスの違いは1977年以降とその前によります。
1977年を境に対等合併をしたことから違いがあります。
歴史は長いので簡潔にまとめるとそれぞれこのような背景があります。
1949年の鬼塚商会創業から現代までのブランド変遷を軸に、デザイン哲学・技術開発・用途別特性を詳細に分析します。
検証結果から、オニツカタイガーが1977年以前のレトロモデルを継承するファッション志向ブランドであるのに対し、アシックスはスポーツ工学研究所の研究成果を反映した機能性重視の現代的スポーツシューズを展開していることが判明しました。
当時の技術革新の核心は、天然ゴムと合成繊維の複合素材開発にあり、1951年に特許取得した「オニツカ・タイガーストライプ」は足部の横滑り防止に革命をもたらしました。
1964年東京五輪では公式シューズサプライヤーに選定され、マラソン選手の記録向上に貢献。
この時期の開発思想は「競技成績向上のための機能性追求」に特化していた。
オニツカタイガーの歴史
オニツカタイガーまでの流れ
戦後鬼塚喜八郎が1949年に資本金30万円でたった二人で設立した鬼塚商会は、後にアシックスの社名の由来となった「もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかしと祈るべきだ(“Anima Sana in Corpore Sano”)」という帝政ローマ時代の風刺作家ユベナリスの言葉に感銘を受けスポーツによる健全な青少年の育成を目的に、本格的にスポーツシューズを作る動機付けとなりました。
最初に作ったスポーツシューズは当時製造が難しいと言われていたバスケットボールシューズの製造から始まりました。
いくつも作品を強豪校に試作品を試してもらい開発に繋げたようです。
1960年代にはオリンピック選手が着用して活躍したことにより世界的に認知度が高まったポイントになります。
そこから1977年までの合併までに手がけたレトロなデザインや機能を追求したモデルの復刻として、オニツカタイガーは2002年に復刻ブランドとして立ち上がったのです!
アシックスの誕生とこれまで
アシックスの使命
オニツカ株式会社、株式会社ジィティオ、ジェレンク株式会社の3社が対等合併し、総合スポーツ用品メーカー「株式会社アシックス」が誕生しました。
また企業スローガンとして「スポーツは世界のことば」を設定。
「ASICS」「ASICS TIGER」ブランドを発表するとともにプロモーショナルマークを制定したのが1977年です。
靴だけでなくスポーツブランドとして色々なブランド開発も手掛けました。
1978年にはバレーボール専用ウェア「ローテ」を発表し、バレーボールシューズとのトータル展開を図りました。
1979年には野球用品「ローリングス」を発売。

私もグローブだったり、バットはローリングスを使っていました
1986年には今のアシックスでも使われている、足を衝撃から守るシリコーン製緩衝材「αGEL(アルファゲル)」を世界で初めてシューズに搭載しました。
「GT-Ⅱ」と「フリークスα」のランニングシューズ2機種に採用し、以降、GELはアシックスの代表的な機能素材として、今もなお進化を続けているのです。
その後企業スローガンを「未来をみつめる健康テクノ」に変更したり、数々のテクノロジーを開発したり、現在に至ります。
もっと詳しく知りたいと興味があればアシックス公式サイトをご確認ください。
オニツカタイガーとアシックスの決定的な違いと特徴は?
このような歴史的な背景からオニツカタイガーとアシックスの違いはこのようになります。
- レトロでクラシックなデザインを重視
- ファッション性と日常的な使用に適したスタイルを追求
- 過去の人気モデルを現代的にアレンジしたデザインが特徴
対してアシックスはこちらです。
- 機能性と性能向上を重視したデザイン
- スポーツ科学に基づいた技術革新を追求
- ランニングなど、各種スポーツに特化したモデルを開発
オニツカタイガーは過去のモデルを復刻したレトロなデザインが特徴であり、ファッション要素を全面に押し出したブランドになります。
対してアシックスは、アシックスタイガーをはじめクラシックデザインもありますが、それら以外にもランニングシューズやスポーツシューズなど幅広く機能性などを追求した商品が多数開発されているのが最大の違いになります。
オニツカタイガーとアシックスの同じところ
オニツカタイガーとアシックスの違いは理解いただけたと思いますが、一つだけ変わらないものがあります。
それがメキシコライン(現アシックスストライプ)と呼ばれる外側のアッパー横に作られている二本の曲線と二本の直線の掛け合わせたデザインです。
元々は、オリンピックごとに新たなオニツカのオリジナルマークを発表してきましたが、社内公募を経て、1966年に開発されてから、以降シンボルマークとなっております。
オニツカタイガーとアシックスどっちがおすすめ?
ではどちらがおすすめか?といったことに関しては、正直、個人の目的や好みに趣向によって異なります。
デザインによってもちろん好きな方を選ぶべきですが、どのような使い方をしたいのかで選んでみてはどうでしょうか?
わかりやすく判断基準としては以下で選択してもいいと思います。
各社の代表的なデザイン紹介
最後に各社の代表的なデザインとオススメアイテムを紹介させていただきます。
オニツカタイガーの代表モデル
- MEXICO 66:スリムなシルエットと特徴的なサイドストライプが人気のモデル
- CALIFORNIA 78:レトロなデザインと快適な履き心地が特徴
アシックスの代表モデル
- GEL-KAYANO:高機能ランニングシューズの代表格、安定性とクッション性に優れる
- METARIDE:効率的なランニングを追求した革新的なデザイン
両ブランドは、それぞれの特徴を活かしながら、異なるニーズに応える製品を提供しています。
選択の際は、用途や個人の好みを考慮することが重要です。
結論
本分析から明らかになった両ブランドの差異は、歴史的経緯に根ざす技術開発方針の違いに起因する。
オニツカタイガーが「過去の傑作デザインの現代的解釈」を追求するのに対し、アシックスは「スポーツ科学の最先端技術実装」を使命とする。
消費者選好においては、ファッション性と日常的快適性を求める層にはオニツカタイガー、競技性能と生体工学的サポートを重視する層にはアシックスがそれぞれ適しています。
今後の開発動向として、さまざまなテクノロジーを搭載した新商品に今後も期待ですね!!
アシックスのように機能性に重視した靴はさまざまな企業が努力しています。
中でもおすすめのスケッチャーズは市場としてもニーズとしてオススメですので、よかったら併せてチェックしてみてください。
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